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◆第4回同人音楽研究会の参加申し込みを開始いたしました。フォームからご登録をお願いいたします。
◆第4回同人音楽研究会を、以下の通り開催いたします。
○日時 2010年3月20日(土曜日) 13:00〜17:00(予定)
○会場 大阪大学豊中キャンパス 文法経棟13教室
同人音楽研究会
本研究会は、「同人音楽」と呼ばれる音楽自主創作・自主流通の形態、およびそこから生まれた独自の音楽文化について、参加者が自身の研究・実践を発表し、また討論を通じて相互の理解を深めることを目的とする学術的研究会です。
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本研究会の趣旨
現代的なオタク系文化では、アマチュアによる自主創作・自主流通のシステムが独自に整備されていることが知られている。このシステムそれ自体、もしくはそれに参加する人々は「同人」と呼ばれ 、全体として「愛好する対象を要素として取り込み、それを自分の内部で加工・再編集し、再び外部へ向けて発信する」(1,2)という特徴を持っている。今日、同人はありとあらゆる種類の表現活動を行っているが、とりわけ音楽領域(「同人音楽」と呼ばれる)にはいくらかの特別な現象を認めることができる。
同人にまつわる文脈では表現発信者の最低単位をサークルと呼ぶことが一般的であるが、複数サークルの協働による作品創作が日常的に展開されること、構成員が数十人を超える巨大なサークルが存在すること、などの点は同人音楽に特徴的な現象である(特に後者は今のところ同人音楽の領域に限られる)。サークル数の増加ペースも顕著であり、同人音楽にとって最大のイベントの一つであるM3即売会への参加サークル数は、2004年度から2007年度までのわずか3年間で50%も増加した(3)。この数字は、同人世界で最大のイベントであるコミックマーケットにおける各ジャンルごとのサークル数変動と比較しても(4)、最も増加の激しい部類であるといえよう。
また、同人領域で活動してきた作家が高い評価を得ることで商業領域での創作機会を獲得するに至る、といった事態は多くのジャンルに見られる現象といえるが、同人音楽ではその比率が特に高く、アマチュア音楽作家にとってはかつてのインディーズバンドに成り代わって同人音楽が商業的成功への登竜門と見なされている傾向さえ存在している。
さらに言えば、アタリによる「作曲の系」の予言は、同人音楽によって成就したと見ることができよう(5)。アタリはこう述べる。「この系から聞こえてくるものといえば、作者、あるいは演奏者が自らに聞かせようとするものの副産物でしかない」。同人音楽は(同人文化全体にいえる特徴ではあるが)音楽産業と比較すると極度に作者の個人的な欲求が前面に出ていることが知られており、同人音楽が「作曲の系」であるとすれば、全てがアタリの予言に従って発展していることに慄然とせざるを得ない。
これらの特徴を持つ「同人音楽」について研究を行うことは、我が国の音楽文化の最先端において、あるいは次世代をも捉えたより広いパースペクティブのなかで、いったい何が起こるかを検討するために極めて有益であると思われる。
このような観点に基づき、本研究会は、これまでアカデミックな立場からの検討がほとんど行われてこなかった「同人音楽」にフォーカスした研究・議論を行うことを活動の内容および目的とする。
(1) オタク系文化に関する総説として、東浩紀『動物化するポストモダン : オタクから見た日本社会』講談社、2001年。
(2) 井手口彰典「現代的メディアがもたらす「送り手」と「受け手」の関係変化 : 音系を事例に」『阪大音楽学報』Vol.3、2005年。
(3) M3準備会 カタログ
(4)「Myrmecoleon in Paradoxical Library. はてな新館」2007-12-27エントリ
(5) アタリ・ジャック、『ノイズ : 音楽/貨幣/雑音』新装版、金塚貞文(訳)、みすず書房、2006年。(= Attali, Jacques. Bruits : essai sur l'economic politique de la musique. Paris : Presses universitaires de France, 1977.)
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連絡について
メール連絡先
同人音楽研究会 dojinmusic@amanogawa.to
担当:北島、井手口(上記のメールアドレスにメールを送信いただければ、二人に転送されます)
メールアドレス dojinmusic@orihime-project.com を公開しておりましたが、作業の不手際で受信不可能な状態になっておりました。こちらのアドレスにメールをいただいた方は、再送をお願いいたします。
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世話人
●北島 哲郎
●井手口 彰典(鹿児島国際大学・講師)
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